私は気づいた。というか認めよう。三番目の負けヒロイン属性のキャラクターが大好きだ。
好きな萌え属性はどんな属性? と聞かれたら今後は「三番目の負けヒロイン」と堂々と言う事にする。
そのためにも、三番目の負けヒロイン属性論を整理しておきたい。
このシリーズでは、この属性の魅力の深堀と可能性の拡大、認知向上を目的として記事を作成していく。
三番目の負けヒロイン属性論の初回は、その概要を説明したいと思う。
三番目の負けヒロインとは
そもそも三番目の負けヒロインなんていう不名誉な属性定義をされているキャラクターはどういったものだろうか。
何も必ず三番目である必要はなく、負けヒロインである必要もないのだが、概ねこういうキャラって三番目のヒロインでしかも恋は成就しないよねってキャラクターのことである。
ハーレム物の深夜アニメになる様なコンテンツに見られる属性だ。
ハーレム物を支える大事なポジション。背負わされる悲しみは、キャラクターひとりの人生をどん底の気分にもさせてしまうかもしれない。
しかし三番目の負けヒロインが背負わされているのは悲しみだけではない。ハーレム物のコンテンツを、明るく、鑑賞者が楽しめる様に悲しみに沈まない様なキャラクター設定がされていることが多いのだ。なんと深い業だろうか。
負けヒロインとは
主人公やヒーローと結ばれず、しかしメインキャラクターとしては必要なため、告白してあと腐れない感じに玉砕する。アニメとかだと六話から九話あたりで告白して玉砕する。これが負けヒロインである。
負けヒロインはわかったけどなぜ三番目?
ヒロインにもまだ勝機があるヒロインが必要なのだ。主人公やヒーローが庇護欲を発揮しがちなメインヒロインとは別に、グイグイと主人公に迫る二番目のヒロインのことである。
なぜ必要なのかはわからないが多くの作品において二番目が存在していることは明白だ。
三番目よりもはっきりと告白し、はっきりと玉砕することが多い二番目がいるからこそ、三番目の価値がより一層高まっている様に見える。
または、そういう役回りをさせられていることが多い。
よく見られる特徴
知的
物静か
おかっぱ(性格が作られてから似合う髪型を探された結果と推測)
男勝りな性格・口調
達観した価値観
友達想い※
※友達想いとは、一歩引いた恋愛をしてしまうためではない。自己犠牲的な恋愛は、この属性にはあまり見られない。自己犠牲的な恋愛は、二番目のヒロインの特徴と考える。
全体的に実動よりも思考のサポートをすることが多いと言える。ヒーローの頼れる相談役といったところだろうか。
どんなキャラクターがいるか
ハーレム物
前川さん(電波女と青春男)
ラム(リゼロ)※
ムラマサ先輩(エロマンガ先生)
長門(ハルヒ)
※この様に好意を持っていない場合も当然ある。あくまでも属性としてのヒロイン。
女の子がたくさん出てくる系
黒潮(艦これ)
ノエル(ソラノヲト)
ミカ(ガルパン)
前提として同じポジションと言えるキャラクターが複数人いるのだが、あくまでも一例として。
頼れる相談役として作品を支える三番目のヒロイン属性。
ヒーローを取り合うキャラクター(恐らく作者が描写したかったり、人気たる所以のポジション)たちから一歩引いたところで、時にヒーローが困れば解決へ導く。それは、友情のためなのか、それともそうではないのか。彼女は常に物語が円滑に進む様に立ち回ってくれているのである。
次回は三番目のヒロイン属性の魅力について深掘りしていきたいと思います。
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